2009年12月19日

ホノルルマラソン当日

ホノルルマラソン当日



ホノルルの日の出はだいたい7時20分頃

私達は夜中の2時半に起床し、朝食を食べ、4時前にデスク集合

マラソンスタートは5時だ

今回は2万人以上の参加とあり(東京マラソンの倍以上)
タイム別に前から順番に並ぶのだが、歩いても歩いてもなかなか先頭に出ない

でも何とか「3時間半から4時間」で走れる位置に場所を確保しスタートを待つ


はぁ~、メチャクチャ緊張してきた


今回私は「サブ4」を目標としている
みんな知ってると思うけど・・・


「サブ4」


自分だけの目標ならまだ少しは楽なのだが
アミノ、別チームのトリプルNの仲間やゆうこりん
その他、いろんな人の、いろんな思いがあり

この初フルマラソンでの「サブ4」は、私は絶対にしなければいけない「サブ4」だったのです


スタートの花火が上がり、走り始める

が、当然スタート地点まではかなりの時間がかかった
多分2分くらいはかかってる

ガーミンの時計がホノルルでも作動できた為、(5キロ地点でちょっとおかしくなったが)
なんとか1Kごとのラップを把握する事が出来たが、最初の1Kは7分を切っていた

これはヤバイ!!


一応アホな私であったが、私なりにフルを目指しての計算があった


10キロ地点では52分

ハーフ地点では1時間55分

30キロ地点では2時間40分から50分までに通過する

でも、この30キロ地点で50分を上回っては絶対にサブ4は無理

そして30キロを越えたら、後は神のみぞ知るだ!


そして体調も足もなんとか良い感じだったので実際の記録では


10キロ地点=52分52秒で通過

ハーフ地点=1時間53分00秒通過

30キロ地点=2時間43分09秒通過


と、自分の計算通りで走ってこれた


やった、これならサブ4でも、かなり4時間をアンダーできるかも!
なんてアホな事を考えたのも束の間


やってきました
30キロからの苦しさが・・・

そしてこのホノルル
走り初めて2時間半を過ぎると日の出と共に気温もアップしてくる

丁度、30キロはハイウェイの折り返しのまっただ中

折り返す人の波
道に散らばった紙コップ
それを見るだけで気分が悪くなる

なので、私はもうこの地点からは殆ど前を走る人のシューズしか見ていなかった

28キロ地点から足がツりかけたが、何とか騙し騙し
絶対にツってしまって走れなくならないように
足を一歩、一歩、前に進めて走った

ウエストポーチからパワーゼリーを飲み、給水は全て取り・・・


やっとの40キロ地点の通過タイムは3時間45分00秒

なんとか30キロから40キロも1時間2分で走り切る事が出来た


でもラスト、ここからがキツイキツイ、ダイアモンドヘッドの登りだ


周りのみんなはもう歩く人も足を止める人も何人もいた


私もこの地点で一回だげ弱気になった

もうダメだ・・・
サブ4はムリだ・・・
ごめんね、みんな・・・


でも、完走は絶対したい
絶対に立ち止まったり、歩いたりはしないぞ!って心に決めて頑張った


残り、1キロ強で再び足がツりかけフラついた


そしたらそしたら(^^)

知らないイケメン男子が私の横に来て
「リラックス、リラックス」って言って励ましに来てくれた


キャーっこれって運命の出会いではないんかい?(^^;)なんて・・・


でも、その彼はこの後、ゴールまでずっと私を励まし続けながら走ってくれた


給水場所ではスーッと前を通りすぎ、私にウォーターを持ってきてくれて
「これ飲んで」とか

「大丈夫、大丈夫、このままのペースで走っても絶対に4時間までにゴール出来るから!」とか

「あと400mくらいだから頑張って」
「もうあと200mだよ」とか

でも、私はそんな彼の言葉に対して頭をコクコクするだけで、ありがとうの声さえ出ない
苦しい表情をするだけ・・・


そして、ふと気づいた時にはゴール前のタイムボードが目に入った

時間は3時間59分20秒


ヤバイ!!


4時間までに入らなければ!!


思わずそこからツった足なんか関係なくダッシュ


なんとか4時間までにゴールしたが、したとたん倒れそうになる

一緒に来た彼がゴール地点でボランティアしている人を呼び
私はその黒人のでっかい男の人に両脇をかかえられ、即座に救護室にズルズルと・・・

えーっ

イケメン彼~

せめて電話番号とは言いませんが、お名前でも~と思ったが後の祭り・・・
惜しい事をしてしまった(TT)


でも結果


グロスタイム=3時間59分36秒

ネットタイム=3時間57分54秒


「サブ4」達成する事が出来ました(^^)


その後、救護室に運ばれた私はボランティアの方々にお世話になりました

靴を脱がせてもらったり
ガシガシに巻いたテーピングを外してもらったり( 汗臭いのにごめんなさい )
ドリンクを持ってきてもらったり
足をマッサージしてもらったり・・・


本当に本当に・・・


私ひとりでは絶対に成し遂げる事が出来なかった「サブ4」です
本当に応援してくれた皆さんがいたから出来た勲章だと思います

心から本当にそう思いました


心から本当に感謝しました


本当に本当にありがとうございました



さて、この後
やっとプレッシャーから開放され

やっとホノルルでのんびりする事が出来ました

次回は弾けたホノルルブログです(^^)

つづく・・・



Posted by いくぴ at 09:18│Comments(4)
この記事へのコメント
イケメン男子!
う~、残念でしたね。
彼は流れ作業のように、いくぴさんを救護チームに渡したんですな。
Posted by okamika at 2009年12月19日 12:29
救護室にずるずると。。。。やはり、並大抵のしんどさではなかったようですね。改めてお疲れ様、おめでとう。私もウルトラの時は、要所要所でおじさんが現れ、腕の振り、補給、坂道の走り方と並走して、アドバイスしてくれました。必要な時に必要な人が現れるもんですね。有難い。
Posted by まるこ at 2009年12月20日 18:54
イケメン男子は、いくぴと同じタイムでゴールした人を
探索すれば、出身市と年令枠は解るんとちゃうの?
ゼッケンNO.がわかれば、写真で確認できるし~♪
Posted by Ω at 2009年12月22日 16:33
イケメン男子は残念でした
多分、彼はボランティアの人で、実際に走っていないと思われます

まるこちゃん
オカミカさん

週末、楽しみにしています(^^)
Posted by いくぴいくぴ at 2009年12月24日 08:13
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